宮大工 直井光男棟梁による講演と大工道具の実演

 長野県建設労連では、伝統建築技能を次世代へ継承するため、県や内外関係者とタイアップしながら、中堅大工を対象とした「信州職人学校・伝統大工(応用)コース」を、2010 年6 月より開講し、半年間の技能継承訓練に取り組んでいます。
このコースでは、通常の授業では盛り込めない内容をテーマに、受講生の座学を兼ねて、組合
員や一般市民も参加できるオープンセミナーとして公開講座を開催しています。
伝統建築に関心をお持ちの若手・中堅職人、事業主、設計者、市民、学生など、多くの方々の
ふるっての参加をお待ちしています。

■ 日 時:2010 年7月24日(土)13:00~16:30
■ 会 場:建労会館(長野県建設労働組合連合会、松本市宮渕本村1-2)
■ 受講料:組合員の方 2,000 円  組合員以外の方 3,000 円
■ 定 員:50 名(定員になり次第締切)
■ 講 師:直井 光男 氏(建築直井、宮大工)
【セミナーの内容】
セミナーの前半は、日本の大工界のカリスマ的存在である直井光男棟梁より、同氏が手掛けた薬師寺「西塔」再建時の断面図や大正時代に建立された寺院の軒周り図面をもとに、伝統建築の構造や大工技能の真髄について語っていただきます。
また、同氏が所有する大工道具を展示し、解説していただきます。
後半は、伝統的な大工道具(手鉋・槍鉋・ちょうな・まさかり)の実演をしていただくとともに、参加者にも体験してもらいます。
【講師プロフィール】
〔1934 年、福井県生まれ。宮大工・辻崎義一氏に師事入門する。
その後、昭和の天才宮大工「西岡常一」氏のもとで薬師寺の「金堂」「三重の塔」の復元工事に携わる。絵様は武生の芳田一馬棟梁に学ぶ。堂宮棟梁としての第一号作品は大阪天王寺の八十八夢堂。代表作には春日神社(福井県・重文)、大塩八幡宮(武生市、重文)、福井城とねり門(市重文)の復元など多数。現在、NPO 法人伝統木構造の会・大工会会長。
大工界の一大コンベンション「削ろう会」設立発起人。1949 年、野の花文化賞受賞。1995年、日本建築士会連合会・伝統的技能者表彰など多数。〕
■ 申込方法:別紙申込用紙に必要事項を記入の上、7月21日(水)までにFAX にてお
申込下さい。受講料は、組合員の方は事前に所属組合へ納入して下さい。
組合員以外の方は、公開講座当日に受付でお支払い下さい。
■ 主催(申込・問合せ):長野県建設労連 伝統建築技能継承事業運営委員会
〒390-0864 松本市宮渕本村1-2 建労会館内
長野県建設労働組合連合会 TEL0263(39)7200 FAX0263(39)7202
長野県建設労働組合連合会
http://www.u-kensetu.gr.jp/

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